だし処 船場山本
2021年12月にグランドオープンした、大阪の中心地、
心斎橋・南船場にある古民家を商業施設へ改修し、蘇らせた「船場裏路地」。
心斎橋・南船場にある古民家を商業施設へ改修し、蘇らせた「船場裏路地」。
本施設のオーナーでもあり、
南船場の昆布の老舗「小倉屋山本」が手掛ける、
だしにこだわったお料理屋「だし処 船場山本」。
船場裏路地の基本コンセプトである“食を通じた新たなコミュニティを生む場“とし、
同時に街と人をつなげる接点として役割を担う場を課題として計画している。
人との距離感・取り巻くスケール感を注意しながら懐の深い空間となるように
プランを構成し、そこに様々な樹種や、和紙、敷瓦、ステンレス、ブロンズなどの
マテリアルを使い分け、多様性と時間が紡ぐ価値をそこに持たせた。
路地とその奥にある小さなスケールの集合という施設との関係に重きを置き、
この街らしい匂いを体験できる空間としている。
季節ごとの旬の食材をもちい表現される食と同じように、
訪れる度に違った雰囲気を楽しむことができるだろう。