山徳商会・team19

用途:ショールーム
敷地:京都府京都市
竣工:2020.08
クライアント:株式会社山徳商会
施工:AUREO
ディレクション:CANVAS
家具:indian Creek Fete
照明計画:ModuleX
協働:アトリエソルト
撮影:臼井淳一

京都の自動車パーツの販売と
整備・カスタム・レストアを行うショップである。

以下、会社のコンセプトより 

「自動車は私たちの生活に欠かせないものであり、車に乗る理由も様々です。
日常の足・営業車・送迎・輸送、そして趣味として。
エコロジーが叫ばれるこの時代、燃費や安全性能も大切なことだと思います。
しかしながら憧れの車に乗りたいという欲求を満たしたり、
古き良き時代の車を大切に残し後世に伝えることも
また大切なことだと思うのです。
車を大切に乗る人がいる限り、山徳商会はそのサポートをさせていただきます。」

そのような会社のサービスに沿う、愛車を預ける先としての信頼とは別に
車好きが心躍るような、長く通いたくなる夢のような空間を
提供することが求められた。

ショールームと商談スペース・オフィススペースを一つの空間にまとめ、
様々な部門で働く人の動きを展示空間に取り入れた。
また、商品である車の展示自体は1台とし、
アートワークや倉庫に置かれるような様々なパーツ自体も
ショールームのインテリアとして組み込むことで非日常的な空間を演出した。

外観も経年変化を感じれるよう素地のスチールをメインの仕上げとして使用。
意図的に錆びさせることでビンテージ感を出した。
工場内には社員の人たちが好きなストリートアートを施している。

来店する顧客にだけでなく、
そこで働く人にとっても特別な空間になったのではないだろうか。