KIEN

用途:店舗(アパレル)
敷地:京都府京都市
竣工:2021.03
和紙:ハタノワタル
生け込み:成井大甫
木製天板:Soubou craft(山本雄次)
金属製什器:Bowl Pond Platz
石材:楓景(佐藤圭亮)
照明計画:ModuleX
施工:イワキスタイル
恊働:アトリエソルト(藤原洋司)+SSDS
写真:臼井淳一

京都市の中心部にある町屋を
使用しなくなった着物をアップサイクルして
ドレスに仕立て直す「季縁-KIEN-」の
ショップのインテリアデザインである。

何度も改修され町屋のインフィルは
建物の持つ本来の魅力は失われ、
同ブランドのコンセプトには相反するものとなっていた。

計画なく厚化粧された表層を剥がし、
建物が持つ本来の良さと新しく施すインテリアを
ブランドのコンセプトに寄り添わせ再構築を行った。

昔の形にただ復元するのではなく、
これからここに在り続ける意味を
持たすことができたのではないだろうか。